アタマがイカレた、あるいっぴきの『くま』の物語

利尻島昆布干しアルバイト奮闘記その②(昆布水揚げ編ー第42道中


 

  


 

 この記事は約4分で読めるよ

 

  ※本記事の時間軸は早朝になっていますが、このシリーズでは何記事かに分けて分かりやすく時系列形式で仕事内容を記事にしていきます。従ってより明るく見やすい夕方での沖作業の様子を早朝の代わりに写真として本記事にはアップしています。ご了承ください。

 

早朝の昆布のトラック揚げが終わったくまぞ~、今度は沖へ

 

マチナガ
マチナガ

おおおおおおおお!(漁船で爆走中)

くまぞ~
くまぞ~

・・・・

 

  

 

 前回の記事にもあげた通り天日干しを行う場合は、早朝に昆布を事前に満載した船から昆布をあげて、空っぽになった船に乗って今度は沖へと繰り出します。また夕方には翌日の早朝用のためにまた昆布をとりに沖へと繰り出します。運がいいと1日2回漁船に乗ることができますね(白目)

 

  

 

マチナガ
マチナガ

ちょいと揺れるよ~。

くまぞ~
くまぞ~

・・・(ブォエ)

 

 

  

親方の背中

船頭に立って舵をとる親方の大きい背中。男は黙って背中で語るとはまさにこのこと。右手に見えるのは昆布を船から巻き上げる時のウィンチという機械。巻き取るというよりも引っかけると言った方がいいでしょうか。結局最後は人力です。

  

 

 

  

 

 

 

 船を走らせること約5分。早朝はいち早く干場に昆布を何本か持って行かないといけないためあまり余裕がなく、早朝の漁は時間との勝負です。またある程度の時化でももちろん漁にでます。酔いやすい体質のくまぞ~にとって時化の時は地獄です笑

  

 

 

  

 

 

マチナガ
マチナガ

さて!海域に着いたぞ~

くまぞ~
くまぞ~

うい。

 

  

 

 浮かぶ昆布のブイ

少々見ずらいかもしれませんが一直線上になっていくつものブイが等間隔に浮かんでいるのが分かると思います。この下にあるのが昆布のロープです。このブイを写真中央にある先がくねった白い棒で引っかけ、昆布のロープをウィンチにまで持っていきます。

  

 

 

 

 

 

マチナガ
マチナガ

う~し、かかったぞ!さぁひっぱれ!

  

 

ヨシタケ
ヨシタケ

ふん!

  

くまぞ~
くまぞ~

よいしょ、よいしょ(しぬ、しぬ)

 

 

 

 

 

波でグワングワン揺れる船の上で必死に足を踏ん張り、なんとかロープを手繰り寄せる。落ちればそこは暗闇の真っ暗な海(特に早朝の場合は)。くまぞ~にとっては命がけだ。  

 

  

 

 

 

マチナガ
マチナガ

ほら!あと10メートル!

 

くまぞ~
くまぞ~

・・・・はぁ、はぁ。

 

 

 

 

 山盛り昆布

船影が見えないほどの昆布の山、この日は比較的昆布のつきが良かった。
   (くまぞ~はスマホを持ったまま埋もれている)

 

  

 

 

  

 

 

昆布を船に揚げる→その昆布をトラックに揚げる で一本の工程になります。3~4本の天日干しの日は前日に、船とトラックにそれぞれ一本ずつ昆布を積んではおくもののそれだけでは2本にしか満たないため、翌日の早朝にも船揚げとトラック揚げの刑が執行されます

 

  

 

 

 

 

くまぞ~
くまぞ~

はぁ、はぁ。

ヨシタケ
ヨシタケ

お、おつかれさま・・・くまぞ~くん

 

  

 

  

 

 

 カッパとライフジャケットは着るものの海からの水しぶきと昆布のヌルヌル成分で体はベタベタ。だが引き揚げ作業が終わって一息つく間もなく「昆布干し」作業が待ち受ける!

 

 

  

 

 

 

ひとこと


 

  前回の記事から2記事続けて書いたこの「昆布揚げ」の記事。昆布干しアルバイトではこの沖漁が仕事内容に入っていない漁師さんの所もありますので一概にアルバイト全員沖に行けるというわけではありません。(今回の昆布アルバイトは利尻町の役場経由でのものでした。これについてもまた別記事で補足をしようと思います。)

   

 

 

 

 昆布の引き揚げは正直に言って本当にしんどいです。最初はペットボトルも持つことが難しい程握力が無くなり、筋肉痛でろくに立てない程でした。(今となっては少しは慣れましたが)

 

  

 

 しかし

 

  

 

大海原に出港しおよそ二年間もかけて冷たい海の中で育った昆布を自らの手で引き揚げるその瞬間は 

 

  

 

 

 

言い過ぎと思われるかもしれませんが、赤子を抱くその瞬間にも負けず劣らずの喜びなのではないでしょうか。 特に昆布漁師さんたちにとって昆布は、手塩にかけて育て上げたわが子の様なものですから!

 

 

  

 

 

次回は「昆布天日干し」の作業についてご紹介します!「昆布干しアルバイト」と銘打っているくらいです!さてさて一体どんなものなのか、こうご期待下さい!

 

 

 つづく・・・
利尻島昆布干しアルバイト奮闘記その③(晴天昆布干し編ー第43道中

  


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