アタマがイカレた、あるいっぴきの『くま』の物語

日本百名山第一峰『利尻山』に登ってみた(後編)ー第57道中 


 

 


 

 この記事は約4分で読めるよ

 

利尻山に初めて登って分かった絶対に覚えておきたい3つのこと

 

 

 先ずこの記事が伝えたい上記の三つのことを先に明示しておきます!これら三つを踏まえたうえでこれからの記事を読んでみてください。(本記事の最後に詳細のまとめも書きました)

〇気温に関わらず水は最低でも2リットル以上

〇必ずハイカットの登山専用の靴で

〇ボディシートで水分はとれない

 

利尻山8合目・長官山(1218m) から頂を目指す!


 

 前回までのあらすじ
昆布の仕事が終わり早々、利尻島にある利尻山に登ることになったくまぞ~たち、なんとか八合目まで到着し、這う這うの体で山頂を目指していた。

 

くまぞ~
くまぞ~

ぜぇ・・・・

 

オオニシ
オオニシ

ぜぇ・・・・

 

くまぞ~
くまぞ~

あ!オオニシさんあれ。

 

 

 

利尻山避難小屋&トイレ


 

オオニシ
オオニシ

なんだろここ・・・

 

くまぞ~
くまぞ~

小屋?ですかね・・・失礼します~。

 

 

 

 

 利尻山避難小屋

八合目から九合目まで登る道中にある避難小屋。日差しを避けて中で休憩することもできそうですね。

 

 

 

 

オオニシ
オオニシ

広い、涼しい、寝る。

くまぞ~
くまぞ~

おい、早く行きましょう。

 

 

オオニシ
オオニシ

あ!

 

 

 

 利尻山トイレスポット

鴛泊ルート上には計3つのトイレスポットが。便座しかありませんので、事前に利尻島にあるコンビニなどで売っている専用の携帯トイレを購入しておきましょう。貴重な植生を守るため、大小にかかわらずトイレは必ず携帯トイレで!!!

 

 

 

オオニシ
オオニシ

ブリブリブリ

 

くまぞ~
くまぞ~

あぁ・・・貴重な水分を・・・

 

オオニシ
オオニシ

袋ホカホカwww

 

くまぞ~
くまぞ~

こっち持ってくんじゃねぇ!!!

 

 

 

利尻山9合目(1410m) ここから山頂までが真の正念場


 

 利尻山9合目(1410m) 

お分かりいただけるだろうか・・・地面を見てほしい。石ころも多くなり足場が急に悪くなり、ここから山頂まではなんと300mほどもある。正に正念場だ。

 

 

 

 

くまぞ~
くまぞ~

うぅ~(唸り声)

オオニシ
オオニシ

あと300m・・・

くまぞ~
くまぞ~

オオニシさん!あと少しです!がんばりましょ。

 

 

 

 

 9合目から山頂までの道のり

高度が高くなり植物も背が低くなる。そして、容赦ない急こう配の岩場が待ち受ける。

 

 

 

くまぞ~
くまぞ~

マジで・・・

オオニシ
オオニシ

しんどい・・・

 

 

 

山頂近く

オオニシさん・・・www
山頂近くになるともう地面がほぼ岩場だ

 

 

くまぞ~
くまぞ~

オオニシさん!!!がんばって、もうすぐ・・・

 

オオニシ
オオニシ

バ、バモ・・・

 

利尻山山頂(1719m)


 

くまぞ~
くまぞ~

あ・・・あぁ・・・

オオニシ
オオニシ

じ、ジーザス・・・

 

 

 利尻山山頂(1719m)

利尻山山頂。この日は残念ながら山頂付近はガスってしまっていた。それでも山頂についたという達成感はひとしおだ。次はあなたの番!
(2019年8月時点では南峰が登頂禁止のため北峰が最高到達地点となっています)

 

 

 

オオニシ
オオニシ

くまぞ~くん。登りはじめてから何時間かかった?

 

くまぞ~
くまぞ~

今9時半なんで、ざっと4時間半ですね。(平均より少し早い)

 

オオニシ
オオニシ

頑張ったのね、おいらたち。でもまぁ天下の『利尻富士』なんて言われてるけど大したことなかったね!さぁ祝杯よ!

 

 

 

 

 そして持ってきた缶ビールを一気に飲み干すオオニシさん・・・

 

 

 

 

オオニシ
オオニシ

かぁ~!これこれ!

くまぞ~
くまぞ~

(苦笑)

 

 

 

 山頂の祠の前で記念撮影をする登山者がたくさんいた。元ツアー添乗員のオオニシさんの血が騒いだのかカメラマン役を買って出て写真待ちの列ができていたw

 

 

 

オオニシ
オオニシ

は~い、お兄さん笑って笑って!僕見て僕!

 

くまぞ~
くまぞ~

お、オオニシさ~ん・・・

 

オオニシ
オオニシ

オッケー!もう1枚いきましょう!

 

くまぞ~
くまぞ~

(下山したい・・・)

 

 

 

なんだかんだ握り飯を食べたり、景色を見たり、登山者と話したりで山頂で一時間以上休憩をとった二人

 

 

 

オオニシ
オオニシ

オップス!もう11時前なのね。もうそろそろ下山しようか。今日は打ち上げもあるし。

くまぞ~
くまぞ~

は~い。

 

 

 

 この時二人はこれから訪れる本当の地獄をようやく身にしみて感じることとなる。

 

 

 

 

利尻山の下山・・・それは登りをはるかに上回る 絶望・・・


 

オオニシ
オオニシ

さぁ!降りていこう!

 

くまぞ~
くまぞ~

オオニシさん・・・

 

 

 利尻山 九合目の下り

九合目の下りです・・・浮石が多く踏ん張ることが難しくずり落ちることもしばしば。
(スニーカーで利尻山に登ろうと思ったバカ・・・)

 

 

 

オオニシ
オオニシ

こえ!こええええええよ!!!!

 

くまぞ~
くまぞ~

滑る・・・登りと全然違う・・・

 

 

 

九合目に戻ったのは、お昼の12時近く。太陽もさんさんに登り気温もこの日は利尻島で珍しく30度近くにもなっていた。

 

 

 

 

緊急事態発生


 

くまぞ~
くまぞ~

オオニシさん・・・

 

オオニシ
オオニシ

うん、やばいね。

 

 

 

 八合目到達時点での残りの水残量

絶望

 

 

 

 

八合目でペットボトルを横目に絶望に打ちひしがれる二人

 

 

オオニシ
オオニシ

チビリチビリ・・・

 

くまぞ~
くまぞ~

え!?

 

オオニシ
オオニシ

ん~、やっぱり水分は摂取しないと。

 

くまぞ~
くまぞ~

おれのペットボトル!!!!!!

 

オオニシ
オオニシ

お~、ペットボトル一緒な形だったから分からなかった~。そうなのソーリーソーリー♪

 

 

 

 

 生きてて初めて、水を飲まれて殺意を覚えた

 

 

 

  

 その後 2時間意識が朦朧になりながらひたすら下山し続ける。

 

 

 

 

くまぞ~
くまぞ~

はぁ・・・

 

オオニシ
オオニシ

ふぅ・・・

 

 

 

 時刻は昼過ぎの14時。体中の水分という水分が抜け、自分がなぜ歩いているかも分からなくなってきた。

 

 

 

 

 

オオニシ
オオニシ

くまぞ~くん。誰かにもう水もらおうよ。

 

くまぞ~
くまぞ~

オオニシさん・・・

 

 

 

 二人が山頂から降りた時、山頂にいる人はほとんど下山を始めほぼいなかった。そして、この時間から山に登ってくる人などいるわけもなかった。

 

 

 

 

オオニシ
オオニシ

うそ・・・うそでしょ。

 

くまぞ~
くまぞ~

僕らが行き残る術はもう「下山」しかないですよ・・・

 

くまぞ~
くまぞ~

ダメだ、水分が欲しい・・・チューチュー

 

 

 五合目辺りであまりの水分欲しさにもってきていたボディシートをチューチューしてしまいました。これがこの後大変なことになると知らず。

 

 

命の水へ


 

オオニシ
オオニシ

・・・・

 

くまぞ~
くまぞ~

・・・・

 

 

 

 利尻山二合目 命の水 『甘露泉水』

ヌーみたいに飛び込んだ。

 

 

 

 

くまぞ~
くまぞ~

僕たち・・・

 

オオニシ
オオニシ

生きてるんだね・・・

 

くまぞ~
くまぞ~

な、なんだろう。き、気持ち悪い・・・

  

 

 

 

 結果的に登りで四時間ちょっと、そして下りで四時間。水が底を尽き、気温も上がったのが大きかったがあまりにも利尻山の下りはハードだった。

 

 

 

 

まとめ


 最後に利尻山登山で気を付けておきたいポイント三つの詳細をまとめてみます。 

 

〇気温に関わらず水は最低でも2リットル以上 

 先ず利尻山は標高1700メートルを超える山です。登山道から換算すると大体1500メートルを登るわけです。これは富士山の五合目から山頂までに匹敵するほどです。 

 そんなところを今回登った日は珍しくも島では暑い日でしたが、水1、5リットルでは到底足りません。最低でも2リットル。利尻山は富士山の様に登山客の往来がそこまで多くはありません。お昼近くになって下山した時にはほぼほぼ山頂には人がいませんでいた。ということは緊急事態にいざ陥った時に助けてもらう確率はおのずと下がります
  

水分不足は意識も朦朧としましたし、登山ですので下手をすれば命に関わります。利尻山に登ってみようという方は少し多いくらいの水を持って行ってください

  

〇必ずハイカットの登山専用の靴で 

 今回お恥ずかしながら僕が登ったのは普通のスニーカーです。利尻山を知っている人からすれば本当になめた装備です。今となっては心から反省しています。利尻山でスニーカーははっきり言って絶対にNGです。 

 登山道初めはいいものの、段々と道が狭く険しくなり最後の方には岩場ばかりになります。利尻山は火山系の山なので石が登山道のあちこちにあります。しかも浮石の多さたるや!足をつこうと思った地点が浮石だったために足をくじき転倒したことが何度かありました。それくらい利尻山には浮石が多く特に下山時には細心の注意が必要となる山なのです。

〇ボディシートで水分はとれない 

 なんだよ最後の最後はどうでもいいふざけた情報かと思われたかもしれませんが、これ以上の犠牲者を出すわけにはいかないのでバカ真面目に今回しっかりと気を付けたいポイントの中に明記しました。 

 先ずボディシートの水分吸うって頭おかしんじゃねえの?笑というご意見。ごもっともです、頭おかしいと思います我ながら。しかしそんな正常な思考もできないくらい水分不足による人間の脱水症状というものは人の考えまでもおかしくさせるのです。

 ボディシートの水分を吸った時、正直ほっとしました。しかし、その直後、独特の化学薬品のきついにおいが口の中いっぱいに広がりしばらくするとめまいを起こすレベルでした。なんとか水場にたどり着いてことなきをえましたがもしものことを考えるとぞっとします。 

 皆さん、当たり前かもしれませんがボディシートはいざという時に命までもは救ってくれません。

 

 

 以上、利尻山登山の実体験記録からお送りした『利尻山に初めて登って分かった絶対に覚えておきたい3つのこと』でした。この記事が少しでもあなたの利尻山登山に役立てば幸いです!

☞次回記事は利尻島で過ごす最期の夜・・・ 

つづく・・・
 昆布バイトも終わり、北海道「利尻浮島祭り」だ!ー第58道中

 


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